【静かに、主役】
白米様はね
ただの「ごはん」じゃないんです
一粒一粒に
土の息づかいがあって
水のささやきがあって
作り手の、ひとつひとつの心が染み込んでる
だから、盈月では
ごはんを「白米様」と呼びます
敬意と、ちょっとした愛おしさを込めて
福井の越前町・小曽原。
井上高宏さんが、自然のリズムに耳を澄ませながら
農薬も、化学肥料も使わずに
山の水と土と太陽の力
そして、静かな覚悟で育てた越光
盈月では、毎日使う分だけ精米し土鍋で炊く
湯気のなかに、ちょっとした奇跡が立ちのぼります
自然と人の時間が混ざり合って
食べる人の心を満たしていく
白米様は
料理のはじまりでもあり
料理の終わりでもある
これは、命の輪の中の
大切な一席なのです